水茄子 佐々木真吾さん (さんかく山の里の会)
水茄子
以前、若手静農会で注目を浴びたこともある佐々木真吾さん。当時はまだ、父親の手伝いをしながら若手メンバーでブロッコリーを作っていたが、あれから10年余り、プロの農家として、親子で佐々木園を支える一人となっていました。
「静岡県では珍しいから」と水茄子を始めました。畑には、茄子とマリーゴールドが交互に植えられていて、紫の茄子の花とオレンジや黄色のマリーゴールドが見た目にも可愛らしく咲いていました。実はマリーゴールドには、防虫の成分があり、虫よけになるそう。 また、台風が来ると傷だらけになってしまうので、それも心配のたね。紐で固定して、枝が倒れないようにしてありました。
開催で有名な水茄子とも少し違い、少しだけ大ぶりで、皮も固めですが、生で甘くて柔らかいのが特徴です。
「今年は雨が少ないのでもう少し降ってほしいです」という佐々木さん。この日も全国的に30度後半の気温を指す炎天下。作業も非常に厳しい状況です。 この水茄子は、作り始めて10年ほど。しずてつストアでも非常に人気の商品のひとつとなっています。
そのままでもたべられるので、浅漬けがおすすめです。また、オリーブオイルと岩塩で食べたり、カルパッチョにしたり、生の柔らかさを活かしての調理が合います。 また、大きめのものはスライスして、焼いて蒲焼のタレで食べると、蒲焼風味でお子様でもおいしく召し上がれます。
もうひとつ、最盛期だったのが、「枝豆(陽恵)」。こちらも水不足と、暑すぎて虫が大量発生したため、収穫量が少なくなってしまっているとか。こちらは、茶豆風味なので、香りがあり甘味の強い品種とのこと。現在は、枝豆と水茄子で忙しい佐々木さん。 「枝豆」は6月から8月中旬までですが、「ごちそう水茄子」は7月から11月まで、しずてつストアの店頭に並びます。
「お客様が喜んでくれるのが嬉しいです」という佐々木さん。 夏の暑い時期、水分の多い水茄子で、おいしく夏を健康に過ごしたいですね。