フルティカトマト 野﨑昭秀さん(ヤマイチグループ)
フルティカトマト
静岡の新間街道沿いに、大きなトマトハウスがあります。ヤシガラを使用した水耕栽培で、現在はフルティカという中玉トマトを育てています。
全部で6か所に大きなハウスがあり、手間暇かけて育てているため、人手もかかります。
きれいに整備されたハウス内、「きれいにしておかないと動きが遅くなってしまいますから」と野﨑さんはいいます。
野﨑さんのトマトは、通年通して、店舗に並びます。静岡という土地柄、夏場は暑すぎてトマト作りにはあまり適していませんが、「作りづらい時に、新鮮なトマトを届けたい」と1年間通しての出荷を目標としています。3日以上開けたことがないというほどの徹底ぶりです。
カーテンで光を遮断して温度を下げ、屋根のビニールに断熱材をまき、さらにミストをまいて、夏のハウスの温度を32度〜33度ほどに保っているそうです。
今年は全体的に、夏場の猛暑により、結実がよくありませんでしたが、「みんなが出しづらい時に収穫ができました」とホッとしている野﨑さん。北海道などもトマトの出来が悪く、どこも困っている状態の中で、野﨑さんは、通常より、少し小ぶりではありますが、トマトを出荷しています。
11月くらいから味ものってきて、本格的にトマトが楽しめる時期がやってきます。フルティカは、表面の皮がパリッとした甘みの強いトマトで、少し硬く感じるかもしれませんが、その分濃厚になっているそうです。
おすすめの食べ方は、「そのままでカプレーゼ」。
野﨑さんのトマトは、しずてつストアの市内店を中心に、販売中。
12月〜7月までは、販売範囲も広がりますので、静農会売場をチェックしてみてください。