茄子 鴨川幸治さん(ありがとうファーム)
茄子
御前崎の海に比較的近いところにある「カモガワファーム忍沢」。
ここの鴨川さんは、2か所にあるハウスで茄子をつくっています。砂と土の2つの環境のハウスがあり、それぞれの土壌の違いを考えながら栽培をしています。
有機質肥料を主体とし、土壌消毒はせずに、輪作、微生物の活用で対応しています。
基本的に除草剤は使わずに、刈払、草削りをやっています。
鴨川さんは、茄子の木を1本1本吊るしていくやり方で、育てています。
暑いハウスの中で、芽を取る作業は細かくて、苦労します。
茄子は、思った以上に手間暇のかかる野菜で、1年2年やってやめてしまう農家さんも多いようですが、鴨川さんは、真っ直ぐ黒くつやがあり、とげがしっかりしている、いい茄子ができたときの喜びや、お客様に「美味しい」と言っていただけることが励みになって続けてきました。
茄子づくりに何年か取り組んで、他の野菜に比べて、様子も見えてきており、茄子の栽培にますます力が入ります。
梅雨開けまでは、種もなく、非常に柔らかい茄子ができるそうです。
今年は、定植初期は温度も低く、生育が遅かったのですが、徐々に温度が上がり、生育も順調だそうです。
ここにきて、暑過ぎる日が続いていますが、ハウス栽培のため、遮光ネットで暑さ対策をすると、焼けるような暑さも和らぐため、いい茄子が順調に収穫できています。
鴨川さんの茄子は、大きな長茄子ですが、傷も少なく、皮も柔らかくじっくり火を入れるとふわふわとろとろになる柔らかさが特徴。
5月下旬から10月下旬まで、しずてつストア全店にて販売しています。
丁寧にこまめにお手入れをし、真面目で人の良い鴨川さん。その人柄が野菜の栽培にも生きています。
<美味しい食べ方>
茄子をスライスして、フライパンに油をひいて、軽く炒めたあと、めんつゆをかけて、シンプルに食べるのが一番おいしいです。
<保存の仕方>
1つずつ、ラップが新聞で包み、ジップロックに入れて、冷暗所、もしくは野菜室に保存。