ホーム >> 静農会 旬の情報 >> シャインマスカット・ゆら早生 川口洋芳さん(伊豆農友会)

静農会 旬の情報

シャインマスカット・ゆら早生 川口洋芳さん(伊豆農友会)

シャインマスカット

3棟のハウス(10アール)のなかに、しっかりと実の詰まったシャインマスカットがあります。このあたりでは、川口さんだけが作っているシャインマスカット。川口さんのシャインマスカットは、最大糖度20〜22度あり、皮ごと食べられる人気の商品です。糖度の高い味の濃いシャインマスカットを作るためには、肥料をたっぷり、水をたっぷりあげます。また春先には有機物として魚を肥料にしたものをまくことで、味がでるそうです。

元々バラを作っていましたが、何かに変えたいと思ったとき、偶然「ぶどうをやってみないか」と教えてくれる人がいたために、切り替えました。幸いにも風通しのよい土地なので、栽培に適していました。とはいうものの、成長のスピードが速く、慣れるまで苦労したそうです。3年も失敗が続きましたが、しっかりとしたぶどうができたときは、楽しいという気持ちになり、絶対に栽培を成功させると思ったそうです。ぶどうがなり過ぎて、棚が壊れたこともあるとか。また、いろいろなところへ、視察もいき、川口さんのベストな育て方を見つけていきました。

シャインマスカットは少し黄ばんだ感じが完熟。最近の夏の暑さは、刺すような日差しなので、熱線を防ぐものを張り、温度管理をしていました。

9月末から11月20日頃まで、長泉店、大岡店、沼津駅前店に並んでいます。そのあとは、貯蔵し、12月のクリスマスに合わせて、販売致します。

シャインマスカット・ゆら早生 川口洋芳さん(伊豆農友会)

ゆら早生(極早生品種)

また、みかんの産地でもある西浦ですが、川口さんのところでも、おいしいみかんが作られています。25アールある畑で、今の時期は、「ゆら早生」という極早生品種のみかんが実っています。

川口さんは、春先に枝の量を決めて、花はあまり落とさない栽培の仕方をするので、みかんがたわわになっています。少し厚めの皮は、甘みを残すため。やはり最近の夏の日差しは、植物にとっても酷で、「暑すぎて虫も出てこない」ほど。また、以前はひと雨ごとに大きくとなると言われていましたが、スコールのような雨になっているため、管理も大変になっています。そんなとき、川口さんは、水をあげて、光合成でエネルギーを蓄えるようにしています。またこの西浦は、特異的な産地で、肥沃な土壌だそうです。 このあと、寿太郎も出荷予定です。

ゆら早生は9月下旬から11月10日まで店頭に並びます。

シャインマスカット・ゆら早生 川口洋芳さん(伊豆農友会)