大東町ならではの砂地栽培「赤柄里芋」
畑から見える風車、道路を隔てれば海。
今回は、南遠大砂丘近くの掛川市大東町。荒木さだんの「赤柄里芋」の畑を訪ねました。まずびっくりしたのは、畑の土が砂地であること。まるで砂浜にいるようなきれいな砂地です。そこに150坪あたりの里芋畑。
2株ほど里芋を掘って見せてくれました。砂で育った里芋は、肌がきれいで白くなります。まわりの皮も明るいブラウン系。1株が、1.5〜2kgほど子が付くまで待ち、そのくらいになると掘り起こします。株についた細い根を取り、砂を落します。収穫をしながらその場で天日干しをしてしまいます。
「砂地は、栽培しやすいです。商品もきれいだし、水はけもいい」と話す荒木さん。難点をいうのであれば、肥料の抜けが早いこと。
9月から2月くらいまでが収穫の時期。
少しだけ里芋をとっておき、4月にその子芋を植える。里芋はまさしく代々受け継いでいる食物と言えます。
おススメの食べ方はやはり煮物。塩ゆでもおいしいです。
「このくらいに育てば、もうそろそろ収穫してもいいんじゃないの?」とバイヤーは広い畑を見渡しながら話します。
そろそろ荒木さん里芋が店頭に並び始める時期。きれいな肌で調理しやすい大東町の里芋をお試しください。