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講習会・研修会の実施

2022年度 若手の会 視察研修

「サカタのタネ研修センター」のハウス
「サカタのタネ研修センター」前にて

11月8日(火)に、静農会の若手メンバーで形成させている「若手の会」の秋の視察研修が行われました。
農業を営む人が高齢化する中、若いメンバーが集まって、静農会を盛り立てていこうという頼もしい企画です。

午前中は「サカタのタネ研修センター」にてハウスでつくられているトマトなどを見学しました。トマトを害虫から守るために樹を植えたり、暑さ寒さ対策のために、さまざまな装置を施している施設を、どう、自分たちの畑に生かすことができるか、熱心に質問をしていました。

「増田採種場試験圃場」のケール圃場

午後は、「増田採種場試験圃場」を見学。あまりスーパーでは見かけない商品化された「ケール」をみたり、さまざまな種類のケール圃場を見学しました。
そのあと、若手の会の数人のメンバーが現在取り組んでいるキャベツの「とくみつ」の圃場を見学。ここは屋外のため、台風の被害も直撃した場所になっており、いかにそれを元に戻していくか、また収穫まで持っていくためのアドバイスなど、生きた情報を聞くことができました。

副会長である丸子の松川さんは「久しぶりに若手の研修会ができ、みんなが集まれたことが良かったです。私としては、今年久しぶりにキャベツを作りますが、追肥のタイミングや防除のタイミングなど詳しく教えていただけたことが良かったです。大変勉強になりました。」と話します。

また、若手の会の会長の御前崎ありがとうファームの高橋さんは「午前中は特徴のある品種を教えてもらい、これから活かせるのではないかと思いました。静農会のレパートリーを増やしていきたいです。
午後は、「ケール」を見学しましたが、生産者が知らないことを知ることができました。将来性のある商品だと思いました。「プチベール」も「若手の会」で取り組んでみたいです。 「とくみつ」は去年、今年と取り組んでいますが、自分の圃場と比較できて、大変勉強になりました。」と今回の研修会を締めくくってくれました。

「とくみつ」集合写真

「とくみつ」は現在8名で取り組んでいます。それぞれの近隣の店舗での取り扱いとなります。静農会は、静岡県の東から西まで広い地区での農家が集まって情報交換をしながら、農作物を育てていますが、それぞれ特徴の違いがある場所のため、情報交換が役立っているといいます。全店で「とくみつ」が販売できるよう、これからも「若手の会」では、情報交換を怠らず、研究を重ねていきます。