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講習会・研修会の実施

令和7年度静農会夏季研修会 

令和7年度静農会夏季研修会 望月会長ご挨拶 令和7年度静農会夏季研修会 高橋リーダー発表 令和7年度静農会夏季研修会 講習会の様子 令和7年度静農会夏季研修会 講習会の様子 令和7年度静農会夏季研修会 意見交換の様子 令和7年度静農会夏季研修会 ディスカッションの様子 令和7年度静農会夏季研修会 ディスカッションの様子

毎年恒例となっている静農会の夏季研修会が、今年も8月19日、中島屋グランドホテルにて開催されました。当日は、しずてつストアの青果チーフを含む、約116名が参加し、和やかな雰囲気の中で会が幕を開けました。

望月会長の開会挨拶では、静農会のこれからの活動に対する強い意気込みが示され、参加者一同にとって心の引き締まるひとときとなりました。

高橋リーダーの発表では、今年も若手の会による「喜世紀」というとうもろこしのブランド継続に向けた取り組みが紹介されました。東部と西部のグループ間で随時情報交換を行い、講習会を開きながら現地で栽培状況を確認し、指導を受けた内容を報告しました。難しい栽培条件ながら、大変美味しいとうもろこしのため、今後も努力を惜しまず栽培を続けていくとのことでした。

また、若手の取り組みとして「とくみつキャベツ」も紹介されました。2024年度は参加人数が8名となり、販売実績は3,464点を記録。甘くて美味しいキャベツとして、お客様からの高い評価も得られています。 さらに、ブロッコリーの「ブロフローレ」は、12名の生産者により栽培され、販売実績は5,053点となりました。

若手の会では、視察研修や講習会を通じて農業に関する知見を深めるとともに、店舗での販売活動や懇親会を通じて会員同士の理解を深めるなど、積極的な取り組みが行われていることがわかりました。

日頃からご支援いただいているトキタ種苗様、そして日本甜菜製糖株式会社様にもお越しいただき、特別に講習会を実施していただきました。 トキタ種苗様による栽培講習会では、作型・品種の説明や、「カリフローレ」の栽培について詳しくお話を伺うことができ、参加者は熱心に耳を傾けていました。また、講習会の中では、カリフローレや「とろーり旨なす」の美味しい食べ方についての話もあり、実践的な内容となりました。 日本甜菜製糖株式会社様からは、液状保水剤「ゲインウォーター」を使用した栽培技術について説明がありました。乾燥条件でも作物の初期成育を促進し、収量増加が期待できるとのとです。参加者からは実際の使用方法や効果についての質問もあり、熱心な学びの場となりました。

しずてつストアからは、錦織バイヤーが登壇し、しずてつストアの現状と今後の静農会との販売方法についてお話しくださいました。話題となっている競合他社の商品リサーチの重要性や、お店の顔となる場所に青果を配置することを意識した商品づくりなどについて説明。また、価格に頼るのではなく、安全・安心で、ここでしか買えないプレミアム感を出すことが、現代のお客様が求める青果に繋がると語られました。

最後に、代表店舗チーフとのディスカッションが各テーブルごとに行われました。気の置けない間柄であることから、白熱した討論が飛び交い、笑いあり、真剣な話し合いありの充実した時間となりました。今回の議論を通じて、今後の静農会の活動にも大いに期待できる内容となりました。

今回の研修会を通じて、参加者一人ひとりが学びを深め、今後の活動につなげていく意欲を新たにした会となりました。