毎年恒例となりました静農会の夏季研修会が、今年も8月20日に中島屋グランドホテルにて開催されました。約90名ほどの会員が集まり、和やかな雰囲気で会が始まりました。
望月会長の開会挨拶では、今後の静農会の活動に対する意気込みが伺えました。
今年は、若手の会取り組み発表として、「喜世紀」というとうもろこしのブランド継続にむけて、高橋リーダーが発表しました。他県で人気のあるとうもろこしの例をあげて、優良品種を導入し、新たな種苗も加えて、東部から西部のグループで随時情報交換をするなど、新しいスタートを切りました。さまざまな被害に悩まされつつも、念願収穫ができ、2L以上の粒の揃ったとうもろこしを作ることが出来ました。
今後の若手の取り組みとして、「とくみつ」や「ブロフローレ」などがありますが、これからの静農会を支える担い手として、頼もしさを感じました。
また令和5年度の幹部視察研修内容が、松川副会長から発表されました。新しい技術やトレンドの把握、また、他地域との交流などで新しいアイデアや視点を養うべく、1日目は、横須賀、横浜、2日目は、幕張メッセのスーパーマーケットトレードショーに行ってきました。地元の野菜がキレイに並んだ、わくわく広場では、袋詰めやPOPなど、勉強になるものがありました。スーパーマーケットトレードショーでは、量り売りや冷凍蒸し野菜など、加工しての販売方法なども見ることが出来ました。
「トキタ種苗」の栽培講習会では、「真夏のサンチェリーミニトマトの栽培」ということで、開発普及室のメンバーによるお話を特別に聞くことが出来ました。今年はトマト不足の時期もありましたが、高温期のミニトマト生産の課題を、いくつかの例にわけて説明してくださいました。短期連続栽培をすることで、今後の課題が、回避できるよう、越夏対策を行っていってほしいものです。
最後に代表店舗チーフとディスカッションを行いました。気の置けない間柄ということもあり、白熱した討論が飛び交い、笑いあり、真剣な話合いあり、充実した時間となりました。 今度の静農会の活動に大いに期待のできそうな一日となりました。